君に仕返し
「ううん・・・私こそごめん
とりあえず中入ろう?」
2人共無言のまま部屋に入る
「私さ・・・」
こんな気持ちのまま
もう付き合えない
言わなくちゃ
「ん?」
「真くんのこと本当に本当に大好きなの
だから、絶対に真くんに好きになって
もらえるように頑張ろうって思ってた
そう簡単に元カノのこと忘れられない
っていうのだってわかってたし
真くんが側にいてくれるだけで十分だって思ってた
実際に真くんといるだけで
すごーく幸せだし笑」
「涼子・・・」
「だけど!
だけど、気付いちゃったんだ。
元々両想いなんて奇跡みたいな
ものじゃない?
うん。奇跡なんて
そう簡単に起きないんだよね。
起きないの。」