君に仕返し
そんなことを考えていると
陽平からLINEが届く
「今日授業何時までー?」
「もう終わったー(^^)」
「あ、本当?俺も!
じゃあ映画行かない?」
「映画?何のー?」
「涼子が見たいって言ってた
ほらあの洋画!」
「あー行く!!」
「じゃあ、地元でいいよな?
駅待ち合わせで!」
「はーい♪」
陽平とのやり取りを終えて
ふと目の前から視線を感じて
顔をあげる
「なーに?笑
デートですか?笑」
「ち、ちがうよ!
映画見に行くだけ!!」
「ふーん笑
それを世間ではデートと
呼ぶんだと思いますけどね〜」
ふふふと怪しげな笑みを向ける
弥生にもう!と怒りながらも
陽平かま私がふと見たいと言った
映画を覚えていてくれたことに
嬉しくなった