white or brackⅡ

慧said

今にもスキップを始めそうな零の背中を見送ってため息をつく

「はぁ・・・白何しに来た」

「ん?何しにって・・・風雅に入れてもらおうかと・・・」

「お前らはどうすんだ?」

意味不なことをほざいた白をスルーして元黒鳥に向き直る

「できれば風雅に入れてほしいです」

「わかった」

「え?いいんスカ?」

「あぁ、黒鳥の倉庫で零が倒さなかったから許す」

ポカンとしている元黒鳥を眺める

「え、ちょ、スルー?ガチで言ったんだけど」

・・・と不意に聞こえた白の声

「は?」

何言ってんだこいつ・・・

眉間に皺を寄せて白を見る

「コエーよその顔」

「・・・本気で言ってんのか?」

「あぁ、今回のことが起こったのは俺の注意不足だ。だからいっその事、朱雀を潰して風雅に入れてもらおうと思ったんだ・・・」

真剣な顔でそう言った白に少し驚く

こいつのこんなに真剣な顔は総長モードの時以外見たことがない




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