white or brackⅡ
千鶴の隣に行って手紙が開かれるのを待つ
カサッ
開かれた手紙に書かれていた文字は見たことのあるよく知っている字
筆跡を変えようとしたのか
いつもより乱暴に書かれている文字で
『慧様に近づくな』
という言葉が書かれていた
その周りには違う字で暴言がいっぱい
「零これって・・・」
「千鶴、違うよきっと」
「そ、そうだよね」
目を瞑って違うと言い聞かせる
あの子がこんなことするはずない
何かの間違いだ・・・
目を開けると千鶴が心配そうにしていた
「教室行こっか・・・」
千鶴が気を使っているのがわかる
心配させちゃだめだ
「うん!」ニッコリ
笑えてたかな・・・?
千鶴があからさまにホッとしたのがわかった
よかった・・・笑えてたみたい・・・