white or brackⅡ
まぁ零なら誤解されてもいいけど・・・
はぁ・・・
気分が重くなりつつも
仕方ないと思い家に帰ろうとして固まる
零をどうやって運ぼう・・・
この状態じゃおんぶは無理
ってことはお姫様だっ・・・こ
零を好きって意識してからなんかハズい
でもどうしよう・・・
「慧さん・・・」
声がして振り向くと・・・
千鶴が居た
「何してんだこんなとこで」
確か千鶴は家の用事で先に帰ったって聞いた
そいつが何でここに?
「実は、私咲夜さんから連絡を受けて用事が終わってすぐに探してたんです。」
なるほど・・・
友達思いだな
「それで零の声が聞こえて来てみたんですけど・・・」
零の声が聞こえて・・・?
どこから聞いてたんだ?
詳しくは聞いてないが
零は優香に裏切られた、でも千鶴には知ってほしくないと言っていた
できれば零の気持ちを優先させてやりたい
そんな俺の願いをよそに千鶴は言った
「優香が裏切ったってどういうことですか?」