Base★Brass
「・・・・音を響かせるためだ」


いつの間にか姉、梓紗の後ろにいたのは吹奏楽部の顧問、井波だ。



「ぎゃぁぁぁ!!?井波先生いい!?」



「悪いけど、ランニングの際は少し避けてもらってもいいね?」


「ははははい!すみませんん

・・・お前らッ
早く行くぞ!!!」


『ハイッ』


野球部達は、井波先生から逃げるようにそそくさとその場から立ち去った。



「なんだね、君たちはいつも喧嘩しとるのか。東城」

井波先生が梓麻に言う。


「ははは、そうですね・・・」




< 5 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop