来世もまた…
目覚めたとき

…………………ーい
ん?遠くから声が聞こえる

「おーい、此処にいるんだろぅ?」

ふと目を開けると
そこには
痩せ細って車椅子に乗ったおじいさんがいた

あぁ私はあれから随分
眠ってしまったのか

でも
何年経っても
貴方を忘れることなんてできない

貴方は年をとり、
弱々しくなっていた


「君に会いに来たんだ。目には見えない君に」


!!!!
会いに来た?私に?


「わたしはもう長くはない。だから最後に君に伝えたくて…」
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