君・恋・スマイル~純愛~
「優真・・・。」

あの後優真は医務室に運ばれた。

思音は今、医務室へと向かってる。

でも・・・。

こんな時、なんて声かけたらいいの?

「失礼します・・・。」

医務室に入ると、コーチと優真の声が聞こえた。

「足、ひどい捻挫だぞ。いつやったんだ。」

「前半、バランスを崩してる時に相手とぶつかって・・・。」

優真、そんなに前から耐えてたんだね。

気づけなくてごめん・・・。

「今日は絶対安静だ。」

「えっ!?試合は・・・。」

「無理だな。」

「・・・・はい。」

コーチが医務室から出て行く。

そして、思音は優真の隣の椅子に座った。
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