廻る世界

 
 
 まぁこれでかなりの圧力がもう1人の方に…

 
 「死ねやぁ!!」

 
 不意に後ろから叫び声が。

 振り返った目の前に銀色の刃…ナイフ!?


 気付くのが遅かった。


 不良のナイフが俺の首筋に。


 咄嗟に回避行動を取るが間に合わない!!


 数ミリ首筋を切られた。 

 頸動脈はやられてないな。

 
 「へへ、どうだ?あんましなめんなよ。」


 カチンときた。


 殺意の眼光を不良に向ける。


 「テメェ…覚悟できてんだろうな?刃出したって事はもぅただの喧嘩じゃねえからな。」


 拳に力を込める。


 「な、何言ってんだテメェ!!」

 
 再びナイフを突き刺してくる。


 不意さえつかれなきゃただのなまくらだな。


 ナイフを持つ手を弾き力を込めた右手で思いっきり殴る。


 「吹っ飛んで反省しやがれ!!!」


 「げばら!?」

 
 吹っ飛んだ不良も一発KOってか痙攣してるよ。


 ま、終った終った。

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