【完】儚き恋
「ッ…ぅッ…ふ…ぅ…」
ガラッと開いたドア。
ビクッと肩が上がる。
『紗……江?』
嘘……でしょ?
「優……」

帰ったんじゃ…なかったの?

「帰ってなかったんだ?」
『あ、保健室に通学届け出しに行ってたから…』
「そ…っか。あ、退院…できてよかったね…」
『あ、あぁ…』

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