【完】儚き恋
「そばにいたいよぉぉぉ!」
泣き崩れたあたし。
フワッと優しく包み込まれたあたしの体。
『やっと、言ってくれたな』
「別れたくなんかなかった。あたしも、好きッ!ずっと、好き!嫌いなわけない!あたし、逃げてたッ。怖くて、怖くて、逃げてた…。けど、優と一緒にいれないほうが、辛い。優、もう一度あたしと付き合って??そばにいさせて?」
『もう…離さねぇ…。愛してるよ…紗江』

あたしたちは、2人きりの教室で…温かいキスをした。

もう…離れない。

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