One Day~君を見つけたその後は~
しかもヤマタロから手を出すことが多いときているから、これまた驚きだ。
それを冷やかすと、ヤマタロは表情一つ変えずにこう言う。
「仕方ないだろ、深月は目を放すとすぐ迷子になるんだから」
……どうやら俺と一緒で、深月もペット扱いされているようだ。
だけど、ヤマタロはもっと冷めたやつだと思っていたのにな。
絶対、深月のおめでたさが伝染してきたぞ。
それがヤマタロにとっていいことなのか悪いことなのかは……言及を避けておこう。
深月はそんなヤマタロの手を、照れくさそうに、だけど嬉しそうに握り返す。
そしてその後必ず、機嫌をよくした深月は繋いだ手をぶんぶん振り回して、ヤマタロに「少し落ち着け!」と怒られるんだ……。
一緒にいると、本気で他人の振りをしたくなることがある。
本当に、見ているほうが恥ずかしくなるぞ、あいつらときたら。
チョコはそんな二人のことを
「あんな浮かれたことができるのは、今だけだよ!」
と冷ややかな目で見つめてため息をつくが、
……どうなんだろうな。
あいつら、意外と年食ってもあのままなんじゃないか?
それを冷やかすと、ヤマタロは表情一つ変えずにこう言う。
「仕方ないだろ、深月は目を放すとすぐ迷子になるんだから」
……どうやら俺と一緒で、深月もペット扱いされているようだ。
だけど、ヤマタロはもっと冷めたやつだと思っていたのにな。
絶対、深月のおめでたさが伝染してきたぞ。
それがヤマタロにとっていいことなのか悪いことなのかは……言及を避けておこう。
深月はそんなヤマタロの手を、照れくさそうに、だけど嬉しそうに握り返す。
そしてその後必ず、機嫌をよくした深月は繋いだ手をぶんぶん振り回して、ヤマタロに「少し落ち着け!」と怒られるんだ……。
一緒にいると、本気で他人の振りをしたくなることがある。
本当に、見ているほうが恥ずかしくなるぞ、あいつらときたら。
チョコはそんな二人のことを
「あんな浮かれたことができるのは、今だけだよ!」
と冷ややかな目で見つめてため息をつくが、
……どうなんだろうな。
あいつら、意外と年食ってもあのままなんじゃないか?