17歳
6月。
綾美と会う約束の8月まで残り2ヶ月を切っていた。
綾美とは東京で会う約束をしていた。
東京に行くためには飛行機に乗らなければならない。
旅費を稼ぐため、バイトに明け暮れる私に声をかけてくれたのは同じ学校の麻衣だった。
「毎日バイトバイトじゃストレス貯まるでしょ?たまには息抜きでもしようよ」
言われるがままついて行ったのは、近くの大学の学校祭。
麻衣はこの大学に好きな人がいるらしい。
「麻衣、彼氏いるんじゃなかったっけ?」
「それとこれとは別だよぉ」
麻衣は悪びれるでもなく笑ってそう言った。
麻衣のこういうところ、ありえないって言う人もいるけど私は嫌いじゃない。
なんとなく、麻衣なら仕方ないかという不思議な気持ちになってしまう。
「森くんまだ来てないらしいからさ、その辺のお店見てようよ」
麻衣の好きな人は特に何か出し物をしているわけではないので、まだ来ていないらしい。
私たちは露店を見て回ることにした。
焼鳥、お好み焼き、留学生が作るチヂミなんかも売っている。
その中に、居酒屋でバイトしている人たちが集まってカクテルを作っているお店があった。
綾美と会う約束の8月まで残り2ヶ月を切っていた。
綾美とは東京で会う約束をしていた。
東京に行くためには飛行機に乗らなければならない。
旅費を稼ぐため、バイトに明け暮れる私に声をかけてくれたのは同じ学校の麻衣だった。
「毎日バイトバイトじゃストレス貯まるでしょ?たまには息抜きでもしようよ」
言われるがままついて行ったのは、近くの大学の学校祭。
麻衣はこの大学に好きな人がいるらしい。
「麻衣、彼氏いるんじゃなかったっけ?」
「それとこれとは別だよぉ」
麻衣は悪びれるでもなく笑ってそう言った。
麻衣のこういうところ、ありえないって言う人もいるけど私は嫌いじゃない。
なんとなく、麻衣なら仕方ないかという不思議な気持ちになってしまう。
「森くんまだ来てないらしいからさ、その辺のお店見てようよ」
麻衣の好きな人は特に何か出し物をしているわけではないので、まだ来ていないらしい。
私たちは露店を見て回ることにした。
焼鳥、お好み焼き、留学生が作るチヂミなんかも売っている。
その中に、居酒屋でバイトしている人たちが集まってカクテルを作っているお店があった。