17歳
黒髪に緩いパーマ。
身長は175センチぐらい。
髭を伸ばしているせいで年齢はよくわからない。
「私は迎え来るからいーや。友香、送ってもらいなよ!」
麻衣に背中を押されて、私はその人に送ってもらうことになった。
「車こっちだから」
この人も麻衣狙いだったんだろうなと思いながら後についていく。
「乗っていいよ」
車高が低めのクラウン。
助手席のドアを開けて乗り込んだ。
「家どっち?」
「緑町の方だよ、国道沿いのマックの近く」
「わかった。名前なんていうの?」
「友香」
「トモカ?」
「うん。そっちは?何歳?」
「コースケ。22歳。ダブってるからまだ3年だけど」
私は横目でコースケの横顔を見た。
彫りの深い目元。薄い唇。
もう少し年上に見えるけど、髭が無ければ案外若いのかもしれない。
「トモカ、彼氏いるの?」
「いないよー」
「いないの?可愛いのに」
お決まりの台詞。
「そんなこと思ってないくせに」
「なんで?思ってるよ」
コースケが信号を見つめたまま言った。
身長は175センチぐらい。
髭を伸ばしているせいで年齢はよくわからない。
「私は迎え来るからいーや。友香、送ってもらいなよ!」
麻衣に背中を押されて、私はその人に送ってもらうことになった。
「車こっちだから」
この人も麻衣狙いだったんだろうなと思いながら後についていく。
「乗っていいよ」
車高が低めのクラウン。
助手席のドアを開けて乗り込んだ。
「家どっち?」
「緑町の方だよ、国道沿いのマックの近く」
「わかった。名前なんていうの?」
「友香」
「トモカ?」
「うん。そっちは?何歳?」
「コースケ。22歳。ダブってるからまだ3年だけど」
私は横目でコースケの横顔を見た。
彫りの深い目元。薄い唇。
もう少し年上に見えるけど、髭が無ければ案外若いのかもしれない。
「トモカ、彼氏いるの?」
「いないよー」
「いないの?可愛いのに」
お決まりの台詞。
「そんなこと思ってないくせに」
「なんで?思ってるよ」
コースケが信号を見つめたまま言った。