17歳
「ありがと」
全然信じてないけど、と心の中で呟いた。
「トモカ、警戒してんだろ」
当たり前だ。
知り合ってすぐ呼び捨てにしたり、可愛いと言ったりする奴なんてどうせみんなヤリ目的。
「なんで?」
「なんとなく」
「…うん、警戒してるよ」
私が正直に答えると、コースケはあははと笑った。
「あ、その辺でいいよ」
マックの前で車を止めてもらう。
「なんか書く物持ってる?」
「書く物?これしかないけど」
渡したのはペンシルアイライナー。
番号でも聞くつもりかな、教えないけど。
コースケはそれを受け取ると、メモの切れ端に何かを書いて手渡してきた。
「俺の番号。非通知でもいいから気が向いたら掛けてよ」
「うん、送ってくれてありがと」
ドアを閉めて、コースケに手を振る。
クラクションを軽く鳴らしてクラウンが走り去った後、コースケに渡された紙を広げてみた。
カタカナで「コースケ」。
その下にケータイ番号。
多分掛けないだろうとは思いつつ、私はその紙をポケットに入れた。
全然信じてないけど、と心の中で呟いた。
「トモカ、警戒してんだろ」
当たり前だ。
知り合ってすぐ呼び捨てにしたり、可愛いと言ったりする奴なんてどうせみんなヤリ目的。
「なんで?」
「なんとなく」
「…うん、警戒してるよ」
私が正直に答えると、コースケはあははと笑った。
「あ、その辺でいいよ」
マックの前で車を止めてもらう。
「なんか書く物持ってる?」
「書く物?これしかないけど」
渡したのはペンシルアイライナー。
番号でも聞くつもりかな、教えないけど。
コースケはそれを受け取ると、メモの切れ端に何かを書いて手渡してきた。
「俺の番号。非通知でもいいから気が向いたら掛けてよ」
「うん、送ってくれてありがと」
ドアを閉めて、コースケに手を振る。
クラクションを軽く鳴らしてクラウンが走り去った後、コースケに渡された紙を広げてみた。
カタカナで「コースケ」。
その下にケータイ番号。
多分掛けないだろうとは思いつつ、私はその紙をポケットに入れた。