17歳
誠司
翌日。
学校に行くと、麻衣がニヤニヤしながら近付いて来た。
「友香!昨日はどうだった?」
「どうって、マックの前まで送ってもらったよ」
「それだけ?」
「それだけ。」
きっぱり言い切ると、麻衣は不満そうな顔をした。
「まだ彼氏作る気ないの?せっかくチャンスだったのに〜!」
「今はまだいいよぉ。作ろうと思って出来るもんでもないでしょ」
「ふ〜ん、冷めてるなぁ…あっ、今日暇?久しぶりにカラオケ行かない?」
「今日はバイト休みだからいいよ」
「じゃあ決まりね!放課後にまた来るね」
麻衣と私は別々のクラス。
選択授業の多い学校だから、教室移動ばかりで放課後まで顔を合わせることはほとんどないのだ。
6時間の授業が終わった後、麻衣が私のクラスにやって来た。
「お疲れ〜」
「麻衣、化粧濃くない?」
「せっかく遊びに行くんだから気合い入れなきゃ!」
見ると、制服のリボンも指定のものから大きなピンクのものに変わっている。
色違いで買った私とお揃いのリボンだ。
私もバッグのポケットに入れていたのを思い出して、指定のリボンと取り替えた。
鮮やかなブルー。
学校に行くと、麻衣がニヤニヤしながら近付いて来た。
「友香!昨日はどうだった?」
「どうって、マックの前まで送ってもらったよ」
「それだけ?」
「それだけ。」
きっぱり言い切ると、麻衣は不満そうな顔をした。
「まだ彼氏作る気ないの?せっかくチャンスだったのに〜!」
「今はまだいいよぉ。作ろうと思って出来るもんでもないでしょ」
「ふ〜ん、冷めてるなぁ…あっ、今日暇?久しぶりにカラオケ行かない?」
「今日はバイト休みだからいいよ」
「じゃあ決まりね!放課後にまた来るね」
麻衣と私は別々のクラス。
選択授業の多い学校だから、教室移動ばかりで放課後まで顔を合わせることはほとんどないのだ。
6時間の授業が終わった後、麻衣が私のクラスにやって来た。
「お疲れ〜」
「麻衣、化粧濃くない?」
「せっかく遊びに行くんだから気合い入れなきゃ!」
見ると、制服のリボンも指定のものから大きなピンクのものに変わっている。
色違いで買った私とお揃いのリボンだ。
私もバッグのポケットに入れていたのを思い出して、指定のリボンと取り替えた。
鮮やかなブルー。