恋愛☆シチュエーション


「なぁ、美晴」




「・・・・・・翼」





「本当なのか?」






「ごめん」







翼に知られた。




もう、終わりだよ。







「俺、知ってたよ」







「・・・・・・え?」






「美晴は悪くない」








なんで?



なんで、知ってたの?








「前に、誰かが話してるの聞いてさ・・・。で、ネットで美晴の名前調べたら・・・」




「・・・そうなんだ」





「でも、あの事件は美晴のせいじゃないだろ?」




「私が殺したの」





「違う。あれは、正当防衛としてでいいんだよ」



・・・・・正当防衛じゃない。

刺した。わたしは刺したんだよ・・・アイツを。





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