道─新選組の物語─【完結】
帰り方も知らないし、ケータイの電波も繋がらないし、家もないし・・・
ましてや、こんな格好で彷徨いたら浪士達に襲われちゃう。
黙ってしまった私達に・・・
「まぁ、一旦広間に行くぞ。みんなに話さなきゃいけねぇしよ」
土方さんがそぉ言い部屋を出て行こうとしていた。
「あ、あの・・・っ!」
「早く来い。日が暮れんぞ」
言い残し行ってしまった。
「「・・・・・・」」
えぇ・・・っとぉ・・・
「ほら。行くよっ」