道─新選組の物語─【完結】
「ハハッ、お前嫌味かよっ(笑)」
「ん~・・・。どうかな?」
ニッ!っと笑う新八。
「新八」
「あぁ?」
聞いちゃいけないけど聞いてみる。
「お前さぁ、京子の事好きじゃねぇのか?」
一番気になることだ。
でも聞いた俺は最低な気がした。
だけど新八の言葉は凄かった。
「俺ァ、京子ちゃんの事好きだぜ?
もちろん、女の子として。
でもよ。俺は京子ちゃんに幸せになってほしいんだ。
泣いてほしくねぇし。
京子ちゃんから見た俺は、兄貴みたいな存在っぽいんだ」
「でもよぉ、新八。
いいのかぁ?気持ち伝えねぇで」