道─新選組の物語─【完結】

誰かさん



あの後、私達は広間のドアの前にいた。




「緊張、してるっ?」




「うち、緊張してる」





確かにいつもの千嘉と違う。





あ。





「千嘉っ。スカート降ろそ?」





「何でっ!??ダサいじゃんっ!!」



気付いていないな。この子。





「いつ襲われちゃうがわからないから・・・




ましてや、この時代で、こんな格好いないし」





言われて今気づいた様子の千嘉。



この子は・・・






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