道─新選組の物語─【完結】
「はいっ。
運命です。
私達が謎の神社に行かなければ、皆さんとこうやってお会いして話すなんてなかったんですよ。
それで考えたら、私達は運命で繋がっていたんですよ。
この出会いを人生で忘れない思い出にしたいと思いました。
最後の最後まで、たくさん迷惑掛けたと思っていますっ。
でも忘れられない思い出です。
お世話になりましたっ」
最後に私達はまた頭を下げた。
「感謝の気持ちで胸がいっぱいですっ!
この出会いを忘れませんっ!」
「こちらこそ、ありがとう」
「「近藤さんっ?」」
「いきなり君達が来たときは正直驚いた。
でも一緒に過ごしていく内に、君達は新選組の一員になっていた。
我々も君達に支えられていたよっ!
屯所内の雰囲気も和やかになっていった。
気づけばみんな。君達はかけがえのない存在になっていたんだ。
いつも雑用や巡察に付き添えたり、時には人質にされてて命が危なかったが今君達はここにいる。
それは君達が言ったように、運命なんだよ。
互いの知らない所で繋がっていたんだろう。
本当にありがとう」