道─新選組の物語─【完結】
「「近藤さん・・・っ(泣)」」
ヤバい。泣きそう。
「俺もお前らをいつの間にか家族みたいに接していた」
「土方さん、そんなこと思ってたの?」
「黙ってろ、総司。
・・・ゴホンッ
でも不思議なもんだ。
最初は警戒していたのにこんな関係になってたんだからよ。
楽しい日々だった。
ありがとう」
「土方さん・・・」
なんでみんなこんなに優しいの・・・っ?
「正直驚きました。
でもそれは定めです。
怪我して苛ついてる私を分け隔てなく接して下さり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
「「山南さん・・・っ」」
涙が・・・