道─新選組の物語─【完結】
「えっ」
「うち、斎藤さんが笑った顔初めて見たっ!」
「・・・っ//
き、気のせいだ//」
「私は、君達を娘のように接していたんだよ。
危なっかしくてハラハラしてた。
でも今ではこんなに立派になって・・・。
この場が嫁入りする娘を見るようで寂しいよ。
でも、君達の世界では君達の未来を探さなきゃいけない。
頑張って勉強して立派な大人になって誠の意思を貫きなさい。
元気で」
「「井上さんがお父さんだぁ(泣)」」
みんなが笑ってる。
「俺は千嘉達と歳が近くて話しやすかったっ。
子供っぽくて、いっぱい迷惑掛けたと思う。
でも、一緒にいて凄い楽しかったっ!!
戻ったら俺達は死んでるから会えないけど、応援してっからなっ!!」
「平助・・・っ(泣)」
「平助君・・・っ(泣)」
「何泣かせてんだよ!平助っ!!」
「お、俺っ!?」