道─新選組の物語─【完結】
「お前やっぱまだガキだなっ!!」
「早く左之言えよ!」
「はいはい。
まず、俺と接してくれてありがとうな?
つまんない毎日だったけど、楽しかった。
辛い事があったと思う。
けど、いい思い出になった思うっ!
それもお前達のおかげだと思う。
元気に過ごせよっ!!」
「「お世話になりましたっ!!」」
私達はみんなを見回した。
この場にもういれなくなるのは寂しい。
「・・・ッゥ・・・離れたくないですっ・・・」
「・・・っ。うちもっ・・・嫌だよぉ・・・」
「泣いていても、運命は変わらない。
私達もいずれは命を落とす。
君達の時代で生まれ変わって会えるかもしれん」
近藤さんの言う通り。
「元気で過ごしなさい」
「「はいっ」」