道─新選組の物語─【完結】
「緊張しなくても、俺は何もしない。」
「は、はいっ!」
声裏返ってるよ。千嘉っ。
「自己紹介も済んだから、本題に入るか・・・」
空気が一気に張りつめた。
「お前等はどうやって、この時代に来た?」
どぉやって・・・
「うち達は、学校からの帰り道でした」
千嘉・・・っ?
「うち達はいつもと変わらない帰り道でした。その帰りの途中に、いつ建てられたか分からない神社がありました。」
そこからの経緯を千嘉は新選組のみんなに話していた。
それをみんなは口出しもせず、耳を傾け聞いていてくれてた。