道─新選組の物語─【完結】
「おい。総司。お前がガキだった時のあんだろ?」
「やっぱり、僕ですか。
聞かれると思ってあるやつ全部持ってきました」
ドサッ
音と共に、木箱が足元に現れた。
ほのかに、沖田さんの香りがした。
「京子。これ全部着てみろ」
えっっ!??
「ぜ、全部ですかっ!??」
「どれが合うか。いいから着てみろ」
「はい・・・」
5分後。
ガサッ。
襖を開けた瞬間みんなが一斉にこちらをみた。