道─新選組の物語─【完結】
「さ、巡察続けるよっ」
「あ、はいっ!」
私は沖田さんの横に並び、巡察を続けた。
「へぇ、君達の時代は携帯ってのが必需品な訳なんだ・・・おっ。斉藤君」
「ん?」
前から来るのは、同じ時間に巡察を行っていた斉藤さんだった。
「こんにちゎ。斉藤さんっ!」
「あぁ。そっちはどうだった?」
「池田屋の前通ったんだけど、異様に威圧感あったね。今日かなぁ?止めを指すのは・・・」
「今日かぁ・・・」