道─新選組の物語─【完結】


もぉ二度と真剣を振るえないかも。





「山南さん。何かありましたらご報告致します」




「お願いします。山崎君」





「はい。では」





山崎さんはどこかへ行ってしまった。






「寒いですね」




「京の町はこの時期一番冷えますから、無理をしないで下さいね」





「はいっ・・・」




「西川君は大丈夫ですか?」





「うちは全然大丈夫ですっ!」





嘘つけ。




指先が赤いよっ?







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