道─新選組の物語─【完結】
「山南さん。本命は池田屋ですが、動きがまだありません」
「そうですか。では、山崎君と神田君。一緒に土方君達に伝えてくれますか?」
「私ですかっ?」
なんで私っ?
「貴女は走るのが早くありませんか?」
「あ、はいっ。走るの早いですっ!」
「山崎君の後について行って下さい」
「一人より二人。ですか?」
「その通りです。山崎君の言う通り。
神田君。お願いしてもよろしいですか?」
山南さん・・・
山崎さんを見ると・・・