道─新選組の物語─【完結】


──屯所前──




「まだいるか」




山崎さんは外を警戒しながら呟いた。





長州なのかな?





「神田君」





山崎さんは呟くよぉに言うので、つい私も呟くよぉな言い方になる。





「はいっ」





「俺は長州の気をとる。その間に君は土方さん達の所に・・・」





「山崎さん・・・。はいっ!私頑張りますっ!




山崎さん。怪我をしないよぉにっ!」





意外な言葉に目を見開く山崎さんだけど、すぐに元に戻り・・・







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