道─新選組の物語─【完結】
「「「うおぉ───────ぉっ!!!!!」」」
「グハァッ!!」
「ゴホッ・・・(バタッ)」
辺りが段々血の臭いに変わっていった。
もう馴れたとはいえ、この鼻を霞む血の臭いは嫌いだ。
「へへんっ!やりぃ!」
平助は・・・
「近藤さんはいつも声を出しちゃうよね」
新八さんと背中合わせになった。
「いいんじゃねぇの?堂々としていてっ!!!」
「そうだねっ。近藤さんらしいちゃっらしいけどねっ!」
長州の奴らはこちらに向かって来るが弱っちい。