道─新選組の物語─【完結】
「えっ・・・あぁ、僕・・・吐血、したのか・・・」
「はい・・・っ」
涙出そうになったが頑張って堪えた。
「・・・っ、僕はまだ、戦えるっ・・・」
「だめですっ!!無理しちゃっ!!」
立ち上がろうとする沖田さんを私は抑えていた。
「僕が戦わないと、みんなが・・・」
「皆さんなら大丈夫ですっ!
沖田さんは安静にしないと、容態が悪化しちゃいますっ!!」
「でも・・・「総司」
私と沖田さんは声のした方に目を向けた。