道─新選組の物語─【完結】
友の信頼
千嘉がそこにいた。
「なんか、あったっ?
うちで良ければ、聞くよっ?」
うぅ・・・っ
「ちぃがぁ~!!(泣)」
私は千嘉に飛びつき、子供のように泣いた。
それを千嘉は何も聞かず、私を抱きしめ背中を子供をあやすように叩いてくれた。
あれから何分経ったんだろう?
ずっと泣いてた。
泣いていてみんなに気づかれないように部屋に移動した。
「落ち着いた?」
千嘉が尋ねてきた。
「うんっ。ごめんっ」