クールな彼氏【短編】
「え?」
いきなりのあたしの言葉に、ビックリした様に秋ちゃんはあたしを見る。
お願いっ。言って…っ!
「……秋ちゃんは、
あたしの事どう思ってる…の?
好き?嫌い…?」
そう言って秋ちゃんを見つめる。
「いや。いきなり何…」
その言葉に、何かが弾けた気がした。
…そっか。
何だ…そうなのかっ。
「…ごめんねっ。秋ちゃん」
ニヘラとあたしは笑う。
「…あたし“うん”って言われたから調子に乗ってたっ。
秋ちゃんはあたしの事、好きじゃないのにねっ」
「え?
ちょ…真美?」
「いいのいいのっ!
なんか…3か月もごめんねっ。
別れ…よっか?」
そう言ったら涙がおさえられなくなって、
「…ごめん。
ばいばい」
そう言って、自分の家に走って帰った。