平凡女と気まぐれ男子。

-湊side


話し掛けたのに
ずっと黙って
俺の顔をガン見する
この女

「綺麗な髪ですね…。」

この女
バカなんだろうか
話が噛み合っていない
あえてスルーする。

「K高の生徒だよね?」

「そうですけど…。
まず…。そのっ
腰に触れてる手を…。
のけてくれませんか…?」


忘れてた…。

「あぁ
すいません。つい
触っちゃいましたー」

「それより今日
僕K高に
転校してきたんですよ
それで場所教えて貰おうと
思って…。」

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