猫、時々仔猫な彼女。
『不法侵入...』
とぼやいたら...
「一緒に寝てあげたんだから感謝しなさいよ!!」
と、顔を真っ赤にさせて言った。
何が寝てあげただ。頼んでねーよ!!
まず、顔を赤くするという時点で間違っている。
とりあえず―――
『いいか、僕の家はマンションだ。もちろん一人暮らし。
この部屋に入ってくるのは限られている。康太と亜里沙(妹)だ。
キミがこの部屋にいることは秘密にする。バレるとめんどうだから
出て行くことを進める。いや、出て行くんだッ!』
と僕は伝えた。
すると――
「今家出中...てか家が無いからあたしはこの家に住むことにした。アンタに拒否権はなし!!わかった?夕方までには荷物ここの届けるように言っておくから、部屋を用意して頂戴。」
といった..。
ふざけるなぁぁああ!!!
ここは僕の部屋...家だぁあ!!!
『勝手に決め――ガチャ「亜季ー、おはよう。」
ゲッ...康太!!
早くないか!?