ラヴァーズ・ゲーム
「もー!!


みえないならいいよー」


辛はふて腐れてそっぽ向いてしまう。


「かの、おこらないで。


かののママのとこ、いこうよ」


時雨が小さな手を、


辛に差し出す。


当たり前のように手を取って、二人は辛の母の元へ向かった。


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