ラヴァーズ・ゲーム
けれど、


事態は着々と悪い方向へ向かっていた。


「ねぇねぇヒロシー遊びに行こー」


「ケイスケー宿題教えてー」


「今日リキの家行っていい??」


次第に、リュウから出る矢印が薄れていった。


当然と言えば当然だった。


そんな消えかけの状態での告白だった。


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