ラヴァーズ・ゲーム
「アレがあんたの好きな人?」


ほんの数秒前まで自分の居たであろう方向から、


声が掛かった。


振り返ると舞子がそうしていたポーズ、


金網に手を掛けて、


不敵に笑う少女が居た。




「両想いになりたくない?」




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