ラヴァーズ・ゲーム
「え・・・」


舞子は戸惑いっ放しだ。


「好きなんでしょ?


あの人気者のサッカー少年くん」


辛が指差す。


「・・・崇くん」


口から名前が零れた。


辛が満足そうに笑う。


その笑みが、


何だか怖い。


< 30 / 201 >

この作品をシェア

pagetop