ラヴァーズ・ゲーム
靴箱でローファーを履き替えていると、


声が聞こえて来た。


「オッス崇」


「おー」


ドキッ


崇の名前には鋭く反応してしまう、都合の良い耳だ。


我ながら呆れる、


舞子は思った。


その崇がこちらに近付いて来る。


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