ラヴァーズ・ゲーム

｢何を人事みたいに!


加担してる時点で時雨も同罪でしょ!｣


完全に、辛の不機嫌スイッチを押してしまった。


｢それとも、降りる?｣


辛が笑う。


不敵に。


だが、負けるか。


｢途中で降りるなら、最初から乗ってねぇよ。


俺達は運命共同体だ｣


我ながら、カッコつけた。


時雨は思った。