王子様は旦那様
「出ていかねぇよ」


「出てけ!!」


「嫌だよ」


「嫌じゃない!!出てって!」


「い〜や」


「出てけ!」


「いや」


「出てけ!」


「いや」


これを30分くらい続けた。

結局あたしは、拓斗と寝る羽目になった。



「スー、スー」


拓斗はあたしを後ろから抱き締めて、気持ち良さそうに寝ている。


あたしは安心して眠れずはずなく、やっと朝5時くらいに眠れた。


だけれど、学校に行かなければならないので、朝6時には起きた。
(拓斗に起こされた(怒))



つまり、1時間くらいしか寝ていない。


━━━━━━ーーー


「というわけ」


「それは大変だったわね。ご愁傷さま」


< 107 / 155 >

この作品をシェア

pagetop