王子様は旦那様
「はい」


恭ちゃんは素っ気なく応えて席に向かってきた。


な、なんかドキドキするな。
恭ちゃんあたしのコトわかるかな?


色々と考えていると


「くるみ」


と優しい声で呼ばれたので顔を上げた。



「久しぶり」


恭ちゃんはニコッと笑った。


「恭ちゃん!あたしのコトわかるの!?」


「わかるに決まってんじゃん。くるみ全然変わってないし」


意地悪な顔をして言ってきた。


「し、失礼ね!」


「はは、冗談だよ。昔より可愛くなった」


「なっ!?///」


「フッ。これから色々とよろしくね」


またニコッと笑った。


「う、うん。」


恭ちゃんは自分の席に着いた。

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