王子様は旦那様
あたしは恥ずかしさから、目を反らして、そう誤魔化した。


「フッ。そっかぁ」


神矢君は特に突っ込まず、どこか楽しそうに言った。

「そ、そうだよ」

あたしは下を向いて言った。


何か神矢君といると、調子が狂う…。
顔すごく熱いし、ドキドキが止まらない。

どうしちゃったんだろう、あたし…。

と自分の今までにない感情に戸惑いながら思いながら、結局神矢君と帰った。

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