王子様は旦那様
キューン!!
今の笑顔可愛すぎでしょ!!
これは、意図的にやっているって分かってても、神矢君の笑顔にやられてしまう。


「そう。本当に拓斗君は素敵な人ね♪くるみ、旦那さんが拓斗君で、本当に良かったわね♪」


お母さんは、ニコニコして、とても嬉しそうだ。


いや、だからさ、あたし結婚なんて認めてないからね!!


てか、今神矢君サラッと、“くるみ”って言ったよね!?


神矢君に名前を呼ばれたとき、ドキッとした。


でもそれは、今まで男子にほとんど呼び捨てされたコトがないからだよね!?


うん、絶対そうだ!!と自分に言い聞かせた。


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