王子様は旦那様
ドラマとかマンガとかで良くあるパターンになりそうで怖い…。


「俺が守ってやるよ」


ドキッ


神矢君は真剣な瞳であたしを見つめる。


「だから、何かあったら絶対言えよ?」


ポンポンとあたしの頭にして、微笑んだ。


キューン


あたしこいつのコト、日に日に好きになってく。


「そんなコトより、飯食おうぜ」


と座って、コンビニで買っていたらしい、パンにかじりついた。


あたしもお腹が空いたので、神矢君と距離をとって座った。


「…何で、距離あけてんの?」


ちょっと、ムスッとした顔をして言った。


だ、だって何か緊張するんだもん!!


とは言えないから、



「な、なんとなく(汗)」


と言った。


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