王子様は旦那様
「えー、いいじゃん。あたしもいつかそんな夫婦がいいもん♪まぁ、子供からしてみれば、イチャイチャは、嫌らろうけど(笑)」


「だろ?」


二人顔を見合せて笑った。

「お前今、親父たちみたいな夫婦になりたいって言ったよな?」


と、いきなり言われて、ちょっとびっくりしながら


「う、うん」


と答えたら、拓斗はあたしに顔を近付けてきた。


「じゃあ、俺が叶えてあげる♪」


拓斗は、妖しい笑みを浮かべた。


「///っ。け、結構です!!」


あたしは、体を後ろに動かした。


「いや、絶対俺が叶える」


急に真剣な顔と声を拓斗はした。


ドキッ
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