王子様は旦那様
拓斗は更に顔を近付けてきて、ちょっと動けば唇が当たっちゃいそうな距離だ。
「初恋の人ねぇ…。まだそいつのコト好きなの?」
「い、今はもう好きじゃないよ…」
「ふぅ〜ん。でも好きじゃないって言っても、久しぶりに会ったらまた好きになるんじゃねぇの?」
拓斗は不安そうな瞳をしていた。
拓斗のそんな瞳を見て、胸がギューってなった。
拓斗、あたしが恭ちゃんのところにいってしまうんじゃないか不安なんだね…。
あたしが拓斗を不安にさせてるんだね…。
………今はあたし、素直になろう。
「初恋の人ねぇ…。まだそいつのコト好きなの?」
「い、今はもう好きじゃないよ…」
「ふぅ〜ん。でも好きじゃないって言っても、久しぶりに会ったらまた好きになるんじゃねぇの?」
拓斗は不安そうな瞳をしていた。
拓斗のそんな瞳を見て、胸がギューってなった。
拓斗、あたしが恭ちゃんのところにいってしまうんじゃないか不安なんだね…。
あたしが拓斗を不安にさせてるんだね…。
………今はあたし、素直になろう。