新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)
やっと皆に受け入れてもらったような気がする。
皆が私のこと大切な仲間だって言ってくれた。
嬉しい。
本当に嬉しい。
言葉に表せないほど嬉しい。
やっと私、皆の“仲間”になれたんだ。
「どうして泣くの!?どこか怪我した!?」
「馬鹿っ!!痛いならもっと早く言えばよかったじゃないのぉっ!!」
「…ううん。…私…ね…。」
私は涙でいっぱいの目を手でふくと、笑いかけた。
「すっごく嬉しい。」